姿勢が悪い学生の面接指導に役立つテクニックその壱
こんにちは。たいらんです。
以前、中国人留学生のみの日本語学校で働いていたときのことを、少しずつ書いていきたいと思います。
今回は、留学生の面接指導で、「姿勢を直す方法」です。
大学や専門学校進学を目指す学生たちですから、年齢的には高校生くらいでしょうか。
しかし多くの学生が、机に肘をついて猫背になってしまっていました。
ひどい人になると、机にべったり突っ伏して問題を解いている。もはや机と一心同体の妖怪机人間がそこかしこに。
親元を離れ、ビシッとしなければならない行事もなく、普段の授業でもそこまでの緊張感を強いられないとなれば、まあ多少は仕方がないのでしょう。
私も子どもの頃は猫背で叱られたから、気持ちはわかる。
しかし、面接でもそのままでOK、というわけにはさすがにいきません。
一体どうすれば姿勢がよくなるのか…。
今まで試して効果があったことを二つ、ご紹介します。
とりあえず、今日は一つ目です。
☆本人に目で見て自覚させる☆
壁一面のでっかい鏡があれば一発ですが、そんなバレエ教室っぽい日本語学校はないでしょうから、本人のスマホを録画モードにして貸してもらいます。
あとは、面接の出入りを面接官目線で撮影するだけ!
ドアの開け閉め、入室から着席、面接終了後の退室までの所作を撮ります。
映像を確認させると、だいたい「あぁ…(驚)」となります。なんて姿勢だ!と。
それを踏まえて、もう一度やらせると意識が姿勢に向く分、多少よくなります。
できれば、だいぶよくなったあたりでまた撮影して、一緒に変化を確認してあげます。
さっきと全然違う、かっこよさで合格できるわ~などと冗談も飛ばしつつ、面接練習中は常に意識させます。
では、質問に答えている最中に姿勢が崩れてきたな…と思ったら、どうしましょう。
私の場合は、自分が首をウンっと伸ばして、無言で気づかせていました。
口頭で注意すると、学生が話しているのを遮ってしまうので。
というわけで、一つ目の方法はこんな感じです。
それでは、またあしたにし。