面接のとき、声が小さくなってしまう人へ2つの対策。「大きく」ではなく「〇〇く」しよう!
面接って、何回やっても緊張しますよね…。
緊張すると、声も普段より小さくなりがちです。
この記事では、
・面接指導している学生の声が小さいのを何とかしたい先生
・面接のとき声が出ていないと言われて困っている人
向けに、対策をご紹介します。
声が小さくなる原因
photo by ぱくたそ
声が小さくなる、ということは、普段はもっと声が出ているということです。
友達や家族、親しい先生と話すときは、精神的にリラックスしています。
「うまく話せるか」「どう評価されるか」なんてことを考える必要はありません。
それが一転、面接では「かしこまった」態度や口調をせねばならず、入室から退室までの所作振る舞い全部を「見られている」という緊張から、普段と同じ声量が出ないのでしょう。
これは、初めて面接に臨む人の多くが経験することです。
だから、何度も練習を重ねることで、徐々に克服していけば大丈夫です。
しかし、そんなに練習の機会がなく、もう面接まで間がない!という人には、ちょっとしたコツを紹介します。
「大きくする」必要はあるか
ここまで、何度も「声が小さい」と表現してきました。
だったら「大きくすればいい」のかというと、それはちょっと待ってください。
私が面接指導をした学生に、「もっと声を大きく!」と言ったところ、
・自分の声量が把握できず、大きくする方法がわからない学生
・大きくしようと思ったら、どなっているような口調になってしまう学生
がいました。
普段から声が小さめの人に「もっと大きく!」と言っても、感覚がつかめないようです。また、「大きく=叫ぶ」になってしまうと、面接官にいい印象は与えられないでしょう。
では、どういった方法がよいのでしょうか。
おすすめの対策2つ
私が指導した中で、効果があったと考えているのは、次の2つです。
①カメラで撮影作戦
姿勢を直すときにも使った手です。スマホを使って、先生が動画を撮影します。
再生してみて、何を言っているのか分からないほど小さければ、
「次は、これなら聞こえるだろうと思う大きさで話してみて」
とアドバイスします。
このような基準を設けることで、声の大きさのゴールがわかるので、改善しやすくなります。
声は大きくするより○○する
もう一つ、即効性がある声かけは、
「もう一段、声を高くしてみて」
と言うことです。
ぼそぼそ答えてしまう人の声は、たいてい「低い声」なっています。
先生が「低い声」から「高い声」に転じる例を聞かせてあげると、よりイメージしやすいです。
例えば、「本日はよろしくお願いいたします」や自己紹介など、短いフレーズで練習するといいでしょう。
声の「大きさ」ではなく「高さ」を意識すると、ガラッと印象が明るくなります。
どうぞ試してみてください。
それでは、このへんで!